病院のお金について、勤務する人は知っててもいいと思いますよ。
病院の経営にはどのような経費(経営コスト)があるか、勘定科目を箇条書きで記しています。病院で経理業務を行う人を対象にしていますので一般的ではありませんが、病院経営には多くのコストがあることが分かります。
医業費用
1.給与費
(常勤職員給与) 医師給 ・看護師給 ・医療技術員給 ・事務員給 ・技能給労務員給
(非常勤給与) 医師給 ・看護師給 ・医療技術員給 ・事務員給 ・技能給労務員給
(その他給与関係) 退職引当金 ・法定福利費
2.材料費
医薬品費 ・給食用材料費 ・診療材料費 ・医療消耗危惧備品費
3.経費
福利厚生費 ・旅費交通費 ・職員被服費 ・通信費 ・消耗品費 ・消耗器具備品費 ・車両費 ・会議費 ・水道光熱費 ・修繕費 ・賃借料 ・保険料 ・交際費 ・諸会費 ・租税公課 ・徴収不能損失 ・雑費
4.委託費
5.研究研修費
研究材料費 ・謝金 ・図書費 ・旅費交通費 ・研究雑費
6.減価償却費
建物減価償却費 ・建物付属設備減価償却費 ・構築物減価償却費 ・医療用器械備品原価償却費 ・車両又は船舶減価償却費 ・放射線同位元素原価償却費 ・その他有形固定資産原価償却費 ・無形固定資産原価償却費
7.本部費
8.役員報酬
以上、列挙していますが、最近では徴収不能損失が多くの病院で顕著となっています。この損失は病院経営に大きく影響し、1病院で1000万円以上、全国では億単位(1000億円とも言われています)の徴収不能となっています。このことは病院の異常コストになっています。